不確かさの回廊

主にプロ野球に関して思ったことを適当に書いていくつもりな阪神ファンです

4/9 vs ジャイアンツ 2回戦 @甲子園 感想

正直に言うと、亀井にやられた時はもう負けたと思いました。

どうもこんにちは、ロキです。

 

序盤は緊迫した投手戦で進み、終盤に一気に試合が動く展開の1点差ゲーム。フラットなファンから観ても見応えのある良い試合だったのではないかと思いますし、勝った阪神ファンからすれば尚更ですね。素晴らしい勝ち方だったと思います。

 

今日は能見さんが良かったですね。立ち上がりからテンポの良いストライク先行の投球ができていましたし、両コーナーへの制球もしっかりしていました。変化球もチェンジアップの抜けが良く、空振りが取れていましたしね。球審がゾーン広めの傾向にある吉本だったことも手伝って、6回まではほぼ完璧な内容だったと思います(ピンチが無かったわけではありませんが)。

7回には巨人打線に捉えられてしまい勝ち投手こそ逃しましたが、内容は今シーズンの先発陣の中で1番でした(次点が秋山ですね)。もうちょっとリードが大きければ、7回に点を取られた後もまだもう少し続投はできたかと思いますが、そこは仕方無かったですね。相手の大竹も良かったですから。能見さんにはこれからも今日のような6回まで確実に試合を作る投球を期待したいですね。年齢もありますから、無理はしないように。

 

リリーフ陣も良い内容だったと思います。桑原は亀井に勝ち越し打を打たれてしまいましたが、打たれた球もそこまで悪くは無かったと思います。146km/hの膝元のストレートでしたが、代打の初球であれを捉えた亀井を褒めるべきではないかと。その前の2者連続三振は素晴らしかったですしね。

続くマテオとドリスも、3者凡退ではありませんでしたがしっかり0を並べてくれました。この2人が安定しているのはチームにとっては大きいですよね。

代打亀井の場面は、対左に強いリリーフがいればワンポイントで継投させるべきところだったとは思いますが、現状のブルペン陣を見ると難しい判断ですね。高橋は特に対左に強いタイプでは無い上に(むしろ対右の方が良いです)登板過多気味ですし、岩崎は信頼度がまだそこまで無いでしょうから。最近状態の良い桑原に任せようという判断だったのだと思います(結果は良くありませんでしたけどね)。

 

打線の方は6安打とそこまで打つことができませんでしたが、この試合に関しては大竹が良かったと言うべきでしょう。両コーナーに正確に投げ分ける彼らしい投球でした。上述したようにゾーンが広めだったこともあり、打ち崩すことは難しかったと思います。

そんな中でも点を奪って勝つことができたというのは、チームにとって非常に大きいと思いますね。中軸以外の、いわゆる伏兵の1発で勝つ試合というのは、近年の阪神では珍しい勝ち方ですよね。

特に北條の2本のホームランはどちらも素晴らしいものでした(もちろん決勝ホームランの上本も素晴らしいのですよ)。1本目は、好調な投球を続けていた大竹のほとんどない失投を1球で仕留めた、2本目は内角のシュートをうまく肘を畳んで捌いたホームランでした(高校の先輩の坂本のような見事な捌き方でしたね)。どちらも追い込まれた後の1撃だということがすごいですね。北條は開幕から打撃の状態が今ひとつでしたが、これをきっかけに上がってくると良いですね。

 

カードの頭を落とした甲子園での対巨人3連戦でしたが、最後は良い勝ち方でなんとか5分に戻すことができました。来週はまず、移動日を挟んで敵地で横浜との3連戦が待っています。初戦はおそらく藤浪でしょう。前回の投球からすると少し、いや、かなり心配ですが、香田コーチとフォームの修正を行っているという報道も出ていましたから、その成果をみせて欲しいですね。彼本来の投球さえできれば、自然と勝ちはついてくるはずですからね。

 

 

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それでは今回はこれにて失礼いたします。

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