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不確かさの回廊

主にプロ野球に関して思ったことを適当に書いていくつもりな阪神ファンです

今さら戦力分析 阪神タイガース

12球団戦力分析の第8弾です。

どうもこんにちは、ロキです。

 

それでは、さっそく今回の本題に入りたいと思います。

この記事では、今シーズンの阪神タイガースというチームについての私なりの印象を書いていきます。

紹介の仕方はチームをざっくりと分けて、先発投手、リリーフ投手、捕手・内野手、外野手、打線といった部分に分けて書いていきます。そして、最後のおまけとして私が個人的に今後活躍しそうだな、と思った若手選手を紹介するコーナーを設けています。

シーズンが開幕してからだいぶ経ってしまいましたが、できるだけシーズン前のつもりで書こうと思います。

全て私の独断と偏見によるものですので、その辺りはご了承ください。

 阪神タイガース

2016年シーズン順位 : 4位

2017年シーズン予想 : 1位

ここで注意書きをひとつ。筆者である私は阪神ファンですので、どんな年でもシーズン開始前の順位予想では阪神を1位に置きます。その年どんなに前評判が悪かろうと、明らかに戦力が足りてなくとも、です。つまりは、セリーグに関しては予想というよりは「願望」になります。ファンというものはそうあるべきだと勝手に思っているものですから(もちろん現状を冷静に見れないわけではないんですよ、見た上で、それでも書く時だけは下の方に書きたくないんです)、その点だけ注意して見ていただければと思います。

ただ、これから下に書いていく内容は、ある程度現実をみつめて書いてみたいと思います。それでも他球団の記事に比べると希望的観測が多めになってしまうとは思いますが。

 

先発投手

昨シーズンの先発防御率3.43はリーグ3位。平均投球回数は6.1回。岩貞の台頭もあって安定したローテーションを形成することができていました。 

今年もメンバーの大きな変化はなく、ローテーションの安定度は健在でしょう。阪神の1番の強みはこの安定した先発投手陣だと言えます。ローテの中心にはメッセンジャー、藤浪、岩貞、能見と昨年規定クリアを果たした4投手が左右バランス良く揃っています。能見に関しては、近年は投球回数が減少傾向にあり年齢による衰えがみられますから、ローテの中心という立場よりは1歩下がった立場で運用したいところではありますが、戦力としてはまだまだ十分な計算が立つかと思います。

残る2枠では、実績のある岩田や、昨年ルーキーながら12試合に先発した青柳、他に秋山、横山、守屋あたりが候補になるでしょうか。特に、秋山は2軍では素晴らしい成績を残しており、今年は主戦場を1軍にしたい選手です。軸となる4投手のおかげでローテ運用は安定していますから、若い投手を試しやすい環境は整っています。

 

リリーフ投手

昨年のリリーフ防御率は3.29でリーグ3位。先発陣と同様に安定したブルペン陣であると言えます。昨年最も多くの投球回を投げたのは55回のマテオで、次いで多いのが42.2回の安藤。絶対的な存在がいるわけではありませんが、計算が立つ質の良い駒が揃っており、個々の負担が上手く分散できています。

今年は新外国人としてメンデスを獲得しましたが、現状ではあくまでマテオ、ドリスのバックアップという立ち位置でしょう。メンバーは昨年からほぼ変わりないと言えます(最も影響があるのは21回を投げたサターホワイトでしょうか)。

マテオ、ドリスの勝ち継投は安定していますし、脇を固める投手も安藤、藤川、松田、高橋、榎田、島本など左右バランス良く揃っています(榎田は昨年成績が良くありませんでしたが)。さらに今年は岩崎がリリーフに回ることで左の層が厚くなっています。長いイニングを期待できる先発投手も多いですから、今年も安定したブルペン運用ができると思います。

ひとつ不安な点を挙げると、リリーフの中心を担う選手がベテランや外国人であるという点です。今シーズンすぐにどうこうという話ではありませんが、将来のことを考えると若いメンバーの中からリリーフ陣の中心となる選手が出てきて欲しいところです。それがクローザーを勤められる選手であればベストですが、セットアップを任せられる選手でも十分です。現状では松田が1番の候補になるでしょうか。彼は順調な成長をみせてはいますが、これまで怪我が多かったこともあっていまいち信用に欠けるところがあります。今年は1年を通した活躍をみせて欲しいですね

 

捕手・内野手

安定した投手陣がいる一方で、野手陣には課題が多いのが現状です。

まず捕手についてですが、昨年頭角を現して68試合でスタメンマスクを被り、635.2回を守った原口が今年はメインポジションを他へ移します。打力のある捕手としての魅力があることは確かですが、腰に故障歴を持つ彼がシーズンを通して捕手で出場することは難しいと思います。守備負担の少ない他ポジションへのコンバートは止むを得ないでしょう。

正捕手争いは梅野が中心になるでしょう。スローイングの精度に課題はありますが徐々に改善されつつあるように思いますし、肩自体はまずまず強いです。バウンドの処理能力も高いですし、守備能力はチーム内で1、2位を争うレベルです(争う相手は岡﨑ですね)。打力も他のライバルと比べるとポテンシャルは高いですから、総合的にみれば正捕手争いは梅野が1、2歩リードしていると思います。ただし、まだ1年を通してレギュラーを務めた経験はありません。疲労が溜まった時にはプレーが雑になってしまうことも考えられます。岡﨑や小宮山、坂本らのバックアップを上手く併用しながら戦う1年になるでしょう。

内野陣は、開幕に向けて基本のスタメンは決まりつつありますが、絶対的なレギュラーはいないという表現が妥当でしょう。シーズンを通してポジション争いが続く可能性があります。

ここ数年レギュラーだったゴメスの退団によって空きができたファーストは、コンバートしてきた原口がファーストチョイスになりそうです。昨年は打撃でかなり良い成績を残しましたし、守備負担が軽くなることも考えれば、ファーストでも十分な貢献ができるだけの打力は持っていると思います。不慣れな守備面でもまずまずの動きをみせています。ただ、シーズンを通して戦うのは初めての経験になりますし、継続して結果を残せるかは未知の部分があります。サードのポジション争いの動向などによっては、新外国人キャンベルとの競争になるでしょう。キャンプ、オープン戦でアピールに成功している中谷も争いに入ってくるかもしれません。

セカンドのレギュラー争いはオープン戦で好調をキープしている上本が1歩リードしています。昨年は西岡が45試合のスタメン起用で351回を守りましたが、怪我の影響もあって戦力として計算はできないでしょう。また、昨年最も多く守備についたのは42試合のスタメン起用で464回を守った大和ですが、攻守の総合力では上本が1番でしょう。問題は、怪我が多いことですかね。彼がここまでレギュラーに定着できていない要因のひとつです。年齢も若くは無いですし、今年は結果を残さないといけないシーズンだと言えます。対抗馬は、高い守備能力を持つ大和、俊足の左打者である荒木あたりになります。各選手の状態や対戦相手を見極めながら併用していくことになりそうです。

サードは鳥谷がコンバートしてきたこともあって、彼を中心とした競争となりそうです。 昨年は、北條、今成、ヘイグ、鳥谷、陽川、新井と6人もの選手が100回以上の守備イニングを記録していますが、鳥谷の本格的なコンバートによって、今年は昨年のような混沌としたレギュラー争いにはならないでしょう。対抗馬の1番手は新外国人のキャンベルでしょうか。彼が結果を残せればサードやファーストの選択肢が増えるので、層に厚みができますが、シーズンが始まらないと分からない部分ではあります。

ショートは昨年台頭した北條がレギュラーとして起用されることになるでしょう。ただ、シーズンを通してショートを守る初めてのシーズンとなりますから、他の選手によるバックアップは必須になると思います。その場合は、鳥谷、大和あたりが候補になるでしょうか。

内野陣全体の守備はお世辞にも良いとは言えません。スタメン起用の基本的な選出メンバーは定まっていますから、昨年ほど破綻することは無いかもしれませんが、それでも終盤の守備固めは必要不可欠です。その点では、大和という優秀なバックアップの存在は心強いですね。

 

外野手

糸井の加入によって外野のレギュラーはほぼ固定されそうです。センターに糸井、ライトに福留という布陣は確定でしょう。

残るレフトも基本的には高山がレギュラーになります。ただ、まだまだ実績に乏しい2年目の選手ですし、守備面の不安が大きいこともありますから完全なレギュラーというわけにはいかない可能性もあります。中谷を始めライバルはたくさんいますから、油断できる立場ではありません。新人王を獲得した昨年からの、さらなるレベルアップを期待したいですね。

センターの糸井とライトの福留は絶対的な存在ではありますが、故障や年齢のことを考えると休養を与えながらの起用が必要です。特に福留の守るライトは世代交代を見据えた動きもありそうです。中谷や江越などの若手外野手がそこに向けてどれだけアピールできるかも今シーズンの注目点のひとつです。

外野陣の守備力も、内野と同様に不安があります。高山に不安があるのはもちろん、糸井も近年は守備範囲の衰えが顕著ですし、福留も年齢のことを考えると過度な信頼は置けません。俊介や江越など守備の良い駒はいますから、状況に応じた守備固めをしていく必要があるでしょう。

内野も含めた多くのポジションで守備固めが必要な今の状況はあまり良いチーム構成とは言えません。今の阪神の1番大きな課題だと言えますが、急な改善は難しい問題ですし、現状がこうである以上はその中でやりくりをしていくしかありません。長期的なチーム戦略の中で少しずつ改善を図って欲しいところですね。

 

打線

昨年の得点数506はリーグ5位。攻撃力の物足りなさもチームの課題のひとつです。その主な原因は長打力の低さにあります。昨年のチームの本塁打数90はリーグ5位、長打率.351はリーグ最下位でした。

今年は新たに糸井が加入したことで打線に厚みは増しましたが、長打力の不足にはまだまだ悩まされることになりそうです。しかし、阪神打線には強みとなり得る特徴もあります。 それは出塁能力は高い選手が多いというもので、上本、鳥谷、福留といった従来のメンバーや新加入の糸井は優秀な選球眼を持っています。長打による1撃で得点を奪うような攻撃はできませんが、彼らの出塁能力を活かして打線を次へ次へと繋げていくような攻撃が今の阪神打線の理想になるでしょう。

高山、北條、原口ら若手のさらなる成長も期待できますし、リーグ上位とまではいかなくともある程度の得点力向上は期待できると思います。

 

総評

基本的には昨年のような投手力を活かした戦い方になると思います。ただ、守備力の低さが変わらない以上は安定して勝ちを積み重ねていくことは難しいかもしれません。その代わりに得点力の向上は期待できますから、それで補っていく感じになるでしょうか。不安定な面は否めませんが、若手の成長次第ではチーム力は昨年より格段に高くなるはずですから、昨年に引き続きワクワクできるシーズンになることは間違いありません。良い面も悪い面も出るでしょうが、楽しんで観ていきたいですね。

ファンとしての信条で順位予想では1位予想としていますが、最後にこっそりと本音を言ってしまえばAクラス復帰が現実的なターゲットになるかと思います。

 

個人的期待の若手

  最後におまけとして、昨年主に2軍の試合に出場していた若手選手の中から、2軍成績を見て個人的に目を引いた選手を紹介したいと思います。対象となる選手は、昨年2016年度での満年齢25歳以下の選手で、投手なら30投球回以上、野手なら100打席以上の試合出場をした選手です(この基準は適当です、成績を見る上での数学的・統計的な意味を持つ数字とかではありません)。また、あくまで成績を見ての意見です。実際のプレーをほとんど見ていない選手を書くこともありますので、その点はご了承ください。宜しくお願いします。

 

秋山 拓巳 26歳 投手 右投左打 西条高 8年目

昨年はウエスタンリーグで18試合に登板して108回を投げ、防御率2.08(リーグ平均3.72)、FIP2.75という好成績を残しました。K% 20.4%(リーグ平均17.2%)と奪三振能力も平均以上のものを持っています。さらに、特筆すべきは四球の少なさで、BB%は4.9%(リーグ平均8.3%)という数字でした。1軍でも4年ぶりに勝利投手となるなど、期待の持てる投球をみせていました。

高卒8年目となる今年は彼にとって勝負の1年になりそうです。阪神のローテーションは軸がしっかりしていますが、枠が無いわけではありません。チャンスは十分にあるでしょう。阪神ファンとしては長年期待してきた選手でもありますし、ぜひともローテを勝ち取って欲しいですね。

 

中谷 将大 25歳 外野手 右投右打 福岡工大城東高 7年目

昨年のウエスタンリーグでは149打席に立ち、打率/出塁率/長打率が.269/.362/.477(リーグ平均.261/.330/.377)という成績でした。K%は19.5%(リーグ平均17.1%)と平均以下ですが、その分ISO.208(同.115)と高い長打力を持っています。BB%も12.1%(リーグ平均8.3%)と良い数字ですから、ボールへのアプローチがそれほど悪いわけでもありません。昨年は1軍に帯同する期間も長く、154打席で4本塁打を放つなどの活躍をみせ、大きな経験を積みました。

 今年は、糸井の加入という逆風こそありますが、さらなる飛躍を期待できると思います。現状のターゲットは高山のいるレフトのポジションでしょうか。外野守備は安定していますから、打撃の安定度さえ増せば高山を捲ることも不可能では無いでしょう。

将来的にみれば、福留の後釜としてのライトにも大きな可能性があります。

 

以上になります。次回は、昨年パリーグ5位の東北楽天ゴールデンイーグルスです。

 

 

最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

興味がありましたら、他の記事にも目を通していただけると嬉しいです。

それでは今回はこれにて失礼いたします。

 

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