不確かさの回廊

主にプロ野球に関して思ったことを適当に書いていくつもりな阪神ファンです

5/23 vs ジャイアンツ 8回戦 @甲子園 感想

チャンスはあったのですが・・・

どうもこんにちは、ロキです。

 

菅野から何度かチャンスは作ったものの、そこで1本を出すことができず、1点を守り切られてしまいました。とても良い試合でしたが、やはり負けてしまうと悔しいですね。

 

先発の秋山は菅野との見事な投げ合いを演じてくれました。7回を投げて5被安打4奪三振3四球1失点という内容。いつもより四球は多かったのですが、決して制球を乱していたわけではなく、普段通りコースに丁寧に投げることができていました(そもそも、普段の四球が少な過ぎるんですけどね)。

ただ、7回の失点の場面では、コーナーを狙ったストレートが高く甘くいってしまいましたね。勝負所での失投は本人が1番悔やんでいるでしょう。投げ合った菅野には、同じ7回のピンチでもう1段階ギアを上げる投球をみせつけられてしまいました。最後に地力の差が出てしまった感じでしょうか。

それでも、秋山の投球は素晴らしいものだったと言えます。将来的には、菅野のように終盤でギアチェンジできるレベルの投手になれれば最高ですが、今は自分の力でできることをやっていけば良いでしょう。今シーズンはそれができていますから、次の投球でも頑張ってもらいたいですね。

 

この日の継投は、個人的に少し意外なものでした。1点ビハインドの8回に、松田の代わりに昇格した伊藤 和雄を投入したのです。今年の阪神は、リリーフ陣全体の状態が良いため、ビハインドで勝ち継投を投入しないケースは多いのですが、まさか1点差でいきなり伊藤を投げさせるとは思いませんでしたね。

その伊藤の今シーズン初登板ですが、よく頑張ったと思いますね。先頭打者を出してしまいましたし、1イニングを投げ切ることはできませんでしたが、ピンチで坂本を打ち取ってから高橋に繋ぐなど、何とか無失点で切り抜ける投球はできました。基本的には、松田の担っていたビハインドピッチャーの役割をすることになるでしょう。多くが求められる立場ではありませんから、思い切って自分の投球をして欲しいですね。

その後に投げた高橋と藤川さんは完璧なリレーをみせてくれました。残念ながら逆転に繋げることはできませんでしたが、素晴らしい仕事でしたね。

 

打線の方は、菅野から点を奪うことができませんでしたね。チャンスは何度か作ったのですが、あと一押しができませんでした。特に7回は相手のミスが絡んだ大きなチャンスだったのですが、菅野の全力投球に押し切られてしまいました。流石は球界トップクラスの投手といったところでしょうか。

糸井、福留の中軸2人がブレーキになってしまいましたね(福留は1安打こそしましたが)。移動日を挟んだことで状態を戻せていればと思っていましたが、ダメでしたね。ただ、この試合は相手投手が菅野だったということもあるので、仕方のない面もあるかと思います。次戦こそ復調してくれることを期待したいですね。

阪神サイドからみて1番悔いが残るのが9回の攻撃でした。クローザーのカミネロは制球が定まっていませんでしたから、チャンスは十分にあったはずです。しかし、こちらの攻撃が中途半端でしたね。

無死1塁から北條を代打に送って送りバントを試みたのですが、3−0カウントになったために、バントを優先するか四球を狙うかを判断する必要が出てしまいました。そして、首脳陣はファーストストライクを見送り四球を狙いつつ、追い込まれてからはスリーバントという折衷案をとりました。

結果論ではありますが、これが中途半端な采配となってしまいましたね。折衷案の采配が必ずしも中途半端で良くないというわけではありませんが、北條はお世辞にもバントが得意な選手ではありませんから、今回のケースではどちらかに絞ってあげるべきだったかもしれませんね(解説の小久保さんもおっしゃっていたことですが)。四球を狙ってファーストストライクを見送るのであれば、無理してスリーバントはさせない。バントを優先するのであれば、ファーストストライクからバントさせる。どちらでも良かったと思います(もちろん結果がどうだったかは分かりませんけどね)。

さらに言ってしまえば、バントをさせるのであれば大和を使うという手もありました。首脳陣が北條を選んだ理由は、はっきりとは分かりませんが、もしかしたらカミネロの制球が乱れていたことから、無死1、2塁になるケースを想定していたのかもしれませんね。無死1、2塁での送りバントの方が無死1塁よりも難易度が高いですから、そこで大和を使いたかったということですかね。そうだとすれば、そこの考え方自体は納得がいきます(結果は裏目に出てしまいましたが)。

 

カードの初戦を落としてしまいましたが、菅野相手ということもあって、想定内ではありますかね。残り2試合で巻き返して欲しいと思います。

そして次戦は能見さんと吉川 光夫(投手の吉川は彼だけですが一応)の予告先発です。

能見さんは安定した投球が続いています。今回も普段通りの投球をしてもらいたいですね。

吉川は3回目の先発登板ということです。開幕ローテには入っていましたが、結果が出ずに1度ローテを外れています。2軍でしっかり修正をしての登板ということでしょうから、状態は良いのかもしれませんね。そこまで制球の良い投手ではないという印象ですから、四球を絡めながらチャンスは作れるのではないかと思います。問題は、そこで1本が出せるかですね。ここ最近の課題ではありますが、打線の奮起に期待しましょう。

 

 

最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

興味がありましたら、他の記事にも目を通していただけると嬉しいです。

それでは今回はこれにて失礼いたします。

follow us in feedly