不確かさの回廊

主にプロ野球に関して思ったことを適当に書いていくつもりな阪神ファンです

5/28 vs ベイスターズ 9回戦 @甲子園 感想

3回の守りが全てでしたね(一昨日も似たようなことを書いた気が・・・)。

どうもこんにちは、ロキです。

 

一昨日と同じような敗戦の仕方となってしまいましたね。守備のミス(これについては後述します)が原因で2死からビックイニングを作られてしまいました。前日のように、チーム状態が上昇するきっかけになりそうな日もあるのですが、なかなかその波に乗り切れないですね。

 

 先発の小野は本拠地甲子園では初登板でしたが、良い投球を観せてくれたと思いますよ。確かに四球は出ていましたが、全体として制球に苦しんでいたという程ではありませんでしたし、ストレートやフォークの質は素晴らしかったです。守備のミスさえなければ、3回のピンチも無失点で切り抜けられていたわけですし、責任投球回の5回まで試合を作っていた可能性は結構高かったのではないかと思います。現実の結果は3回5被安打4奪三振4四球6失点ですが、守備のミスさえなければ3回1被安打4奪三振2四球無失点ということになります。フォークで三振を奪えていましたし、結果以上に投球内容は良かったと思います(前日の青柳とは逆ですね)。

現実には3回に大量失点をしてしまったわけですが、ピンチを凌いだと思ったところから守備のミスが出てしまったことや、治療による中断で投球間隔が空いてしまったことなどで、やや集中が切れてしまいましたかね。当然ながら、プロの投手としてはそういった事態であっても、しっかり集中を保って投球しなければいけません。ただ、彼はルーキーですから、今はまだ大目にみてあげたいですね。今回のことは良い経験になったでしょうから、四球を出してしまったことなども含めて、これから改善していってもらえればと思います。

試合後の監督インタビューによれば、小野の次回登板についてはもう少し考えてから決めるとのことでした。個人的には、もう1度機会を与えてあげても良いかなとは思いますね。良い結果を残したわけではありませんから、他の投手の仕上がり次第ということになるかと思いますが。

 

リリーフ陣は岩崎、藤川さん、高橋、伊藤 和雄、ドリスの5人による継投でした。各々ランナーを許しながらではありましたが、6イニングを無失点でリレーしました。勝ちに繋げることができなかったことは残念ですが、良い仕事だったと思います。

 

この試合は打線が振るわなかったですね。相手先発の今永の状態は決して良くはありませんでした。制球があまりできておらずに四球はもらえていたのですが(球審白井の判定がおかしかった場面もありましたけどね)、そのランナーを打って返すことがあまりできませんでした。

打線の状態が上がってきそうな兆しはあるのですが、なかなか順調にというわけにはいかないですね。次戦から交流戦に突入することになりますし、そういった節目をきっかけにできれば良いのですけどね。

 

この試合は、3回の守備のミスが全てだったと言えますね。あれさえ無ければ全く違った試合展開にできたと思います(もちろん、それで試合結果がどうなったかはわかりませんけどね)。

2死からのセンター前方に落ちるフライを、ショート大和とセンター糸井が交錯して落球してしまったあの場面ですが、声の連携が上手くできなかったことが1番の原因でしょう。センターの糸井が十分追いついていましたから、大和が深追いしすぎたということもありますが、捕球できる範囲の打球を追うこと自体を責めるべきではないですかね。躊躇してお見合いしてしまうことの方が良くありませんし、声の連携がしっかりできていれば問題は起こらなかったはずですから。

問題の場面に関連して、個人的に昔から思っていることがあるので、最後にその話をしたいと思います。試合の感想から離れた個人的な意見になりますし、長くなってしまうと思います。賛否の分かれる話かもしれませんし(もしかしたら否定的な感想を持つ方のほうが多いかもしれません)、興味が無ければ読まずに飛ばしてしまって下さい。

野球では、今回のように守備陣形の間に落ちるフライが上がった時、守っている選手同士で声を掛け合いながら捕球する選手を決めることは、ご存知の方も多いと思います。私自身はプロ野球のような大勢の観客がいる環境でプレーした経験はないのですが、あれだけ観客が多い中だと歓声も大きくなるため、選手同士の声の連携が伝わりにくいという話を良く耳にします。

それに関しての私の意見なのですが、今回のように阪神の本拠地甲子園で、おそらくは観客の大部分が阪神ファンである(もちろん横浜ファンやフラットなファンの方もいますが)環境で、阪神の選手のプレーを妨げる程の大きさの声が出るというのは、おかしな状況だと言えるのではないでしょうか。少なくとも阪神ファンであれば、捕球して欲しいと願うわけですから、選手の連携を妨げないように声を出さないのが自然な振る舞いになるはずです。ところが現実には、明らかに阪神ファンの方も声を出しているとしか考えられない大きさの歓声が上がりますよね。過激な言い方をしてしまえば、ファンが贔屓チームの選手のプレーの邪魔をしているわけです。

私はサッカーを観るのも好きで(プレー経験の無い全くの素人ですが)、特にプレミアリーグの試合を良く観戦するのですが(余談ですが、リバプールファンなんですよ)、その中で観客が声で選手のプレーを助ける場面があるんですね。サッカーを観たことがある方であれば想像できると思いますが、選手がボールを持っている時に敵が後ろからボールを奪いにくる時があります。そうした時に、スタンドのファンが贔屓チームの選手に向かって「Man on !(敵が来ているぞ!)」と叫ぶんです。それが実際にどれだけ効果を発揮しているかは分かりませんが(当然味方選手からも指示はあるでしょうし)、自分たちのできる範囲で選手のプレーを助けようという意思を感じますよね。

上にあげたサッカーの例とは逆のアプローチではありますが、野球においても今回のようなフライが上がった時、声を出さないことで選手のプレーを助ける(正確に言えば妨げない)ことができると思うのです。逆に、敵チームがフライを捕球する時は、声を出して邪魔をすることができます(これは考えをもう1歩進めれば、あまり褒められたことではないかもしれません、交錯によって怪我をしてしまう可能性を考えれば、敵チームのプレーであっても妨げないようにするべきという考え方もできると思います)。こういったホームアウェイの有利不利の作り方をしても良いのではないでしょうか。少なくとも、ファンが贔屓チームのプレーを妨げてしまっている現状はおかしいと思いますね。

もちろん観戦の仕方は人それぞれですし、お前の意見など知ったことか、と言われてしまえばそれまでのことなのですけどね。チームの勝利を願うファンとして自分たちにできることは、応援歌を歌ったりプラカードを掲げたりすることだけでなく、もう少しだけ直接的な方法があるということを多くの方に知って欲しいです。ファンであれば、野球のプレーについてもう少し具体的に考えて観るべきだというのが私の意見になります。私の意見がどうにかして広まって、多くの野球ファンに慣習として根付いたら良いなと妄想することがあります。他にも色々とこうした方が良いんじゃないかなと考えてしまうことがありますね(みなさんはありませんかね?)。

 

長くなってしまいましたね。すみません。

次戦からはいよいよ交流戦に突入です(もうそんな時期ですか)。

初戦の相手はロッテで、敵地ZOZOマリンスタジアムに乗り込みます(どうか霧がでませんように)。先発投手は、ローテの順番通りであれば石川と秋山になります。

いきなり好投手にぶつかりそうですが、シーズンを戦う以上は避けては通れないことですからね。打線の奮起に期待しましょう。交流戦の開始を良いきっかけにして、チームの状態を上げていけたら良いですね(最近、事あるごとに「きっかけ」と言っている気がしますが)。

 

 

最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

興味がありましたら、他の記事にも目を通していただけると嬉しいです。

それでは今回はこれにて失礼いたします。

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